ヒマリとアン子でスミカの料理を見ている。  スミカ「今日はわしの料理の腕前を見せてやろう」 アン子「料理できるんだね」 ヒマリ「楽しみ」 アン子「何作るの?」 スミカ「みんな大好きカレーじゃ」 ヒマリ「鉄板料理だね」 スミカ「これで男性の心臓を鷲掴みじゃ」 アン子「胃袋ね、心臓掴んだら鼓動止まるから」 スミカ「死んだふりをしてる時に相手が脈あるか確かめてきたら誤魔化せるのう」 アン子「一生そんな命がけの状況になりたくないものだ」 スミカ「とりあえず具材はもう煮込んでおるからあとは味付けじゃな」 ヒマリ「なんかコツとかあるの?」 スミカ「料理にはな、パピプペポがあるんじゃ」 アン子「さしすせそじゃないの…?」 スミカ「パはパン」 スミカ「ピはピーマン」 スミカ「プはプロパン」 アン子「食べ物じゃないじゃん…」 スミカ「ぺはペヤング」 アン子「ソースやきそばかな?」 スミカ「ポは、わかるか?アン子」 アン子「え、な、何だろう…ポ、ポチョムキン?」 スミカ「なわけあるか、ヒマリはどうじゃ」 ヒマリ「え、えーと、ぽ、ぽ、ポーク!」 スミカ「ポークは肉じゃろ!なんじゃこんな初歩的なこともわからんのか」 ヒマリ「えーでも聞いたことないよぉ」 スミカ「ほら、スーパーに行けば普通に売ってるもんじゃよ」 アン子「あ、もしかして」 スミカ「なんじゃアン子」 アン子「ポテトだ!」 スミカ「違うわ!!!」(思いっきり声を張って怒鳴る) 一旦間をとって スミカ「なんじゃポチョムキンて!!」(思いっきり声を張って怒鳴る) 一同鎮まる スミカ「お、そろそろちょっと味見してみるかの」(何事もなかったかのように) スミカ「うむ…ちょっとポン酢を足せばいい感じになるはずじゃ」 アン子「ポン酢なんだ…」(つぶやくように) 456