「闇が世界を覆う時、光の翼が悪を討つ! 光翼戦姫エクスティア、見参!」 「闇が世界を覆う時、光の刃が悪を斬る! 光翼戦姫エクスティア・シュヴァリエ―推参! 「闇が世界を覆う時、光の翼が雷撃となる。光翼戦姫エクスティア・マギカ、ここに推参!」 これまで地球を侵略する異世界の敵達と怪人達を幾度も倒してきた正義の変身ヒロイン・エクスティア達。エクスティアである真理奈・リース・アザリンと変身システムを作った女科学者・百合は 大切な人を守るために絆を深めて戦い地球を守っていた。 「新たな怪人が出現した、そちらに向かってくれ」 そんな中、新たな怪人が現れたとの変身システムを作った女科学者…百合からの報せを受けてその場所に向かったエクスティア達。 そこには件の怪人がおり、ぴっちりとしたスーツを着た人達に命令をしていた。 「これは…街の人達!?そんな、なぜ!?」 スーツを着て怪人の命令に従う人達の見た目はあきらかに地球の人間だ。 「フハハハッ、この私が改造したのだ…戦闘員として!。エクスティア、お前達も改造を施して我が配下としてくれよう。安心するがいい特別扱いはしない、私の下では皆平等に下級戦闘員 として忠誠を誓い、喜んでこき使われているのだからな!フハハハハハッ!」 その怪人の言葉にエクスティア達は怒りを露にそれぞれの武器を構える。 「人々を弄ぶなんて!許しません!」 美しい青髪が光を反射し、エクスティアは怪人と対立する。 「低俗な怪人だ、悪はこの刃で斬る!」 赤髪を翻し、エクスティア・シュヴァリエは剣を構える。 「すぐに片づけてあげる、雑魚はおとなしく引っ込んでおきなさい…!」 黄色の瞳を鋭くし、エクスティア・マギカは高らかに宣言した。 エクスティア達は【洗脳改造怪人ハイレギル】との戦闘を開始した――。 ⇒勝利する。 ⇒敗北する。 人間を戦闘員として改造する欲望を持って生まれた新たな怪人、そしてその怪人に改造され下級戦闘員になってしまった人々達。 姿勢よく整列し敬礼をする数多の戦闘員達の中に、かつては異世界の敵と怪人の侵略から地球を守るために戦ってきたエクスティア達の姿があった。 敗北した彼女達は、怪人の宣言通りに忠誠を誓う戦闘員として改造されてしまった。そしてエクスティアシステムを開発した女科学者・百合も戦闘員として改造された。 統一されたスーツを着用し倒すべき敵に対して忠誠を誓う彼女達。 彼女達はもう正義の変身ヒロイン・エクスティアではなく、数多の下級戦闘員の一人に過ぎなかった――。